

和洋古書善本特選目録第13号 和書の部(20)
狩野派習画巻(仮題)
狩野永納・永敬・永伯筆 近世前・中期頃写 紙本彩色・水墨図 桐函入 一軸 420,000円
紙高27.5糎、長サ9米13.7糎。書題簽「永納筆古畫家」。折レ波補修
二十九の絵を集成した図巻。描かれているのは人物・動物が多く、墨絵もしくは淡彩の施されたもの。絵に付された印は「永納」「永敬」「永伯」の三種類で、装飾的な独特の表現に定評のある京狩野の三・四・五代目、狩野永納(1631〜1697)、永敬(1662〜1702)、永伯(1687〜1764)の手になるものと考えられる。
絵は「人丸」「釈迦」など題が付されたものが殆どで、題とともに前代の画家の名が記されたものも多い。そこに見える名は狩野元信・松栄直信・永徳・孝信・尚信ら狩野派の先達の他、鳥羽僧正覚猷、可翁、如拙、雪舟、長谷川等伯、雲谷等顔などであり、こうした人々の作品を研究のため写したものかと考えられる。