和洋古書善本特選目録第13号 和書の部(33)
空海御遺告巻物 
室町前期頃写 塗函入 1軸 1,260,000円

紙高30.5糎、長サ13米45.6糎。外題、内題ともになし。本文は雲母引料紙に薄墨で高さ25.9糎、幅2.7糎の界線を引く。仮名、ヲコト点、連続符等、丁寧な朱筆書入がある。少虫入
『御遺告』とは、「遺告諸弟子等」で始まることから呼ばれるもので、弘法大師(空海)が、入定の六日前の承和二年(835)三月十五日に門弟に与えたとされる二十五ヶ条から成る遺言書と言われ、真言宗では宗徒が守るべきこととして大切に伝えられてきたもの。
本書には書写者等の奥書はないが、巻末「承和二年三月十五日/入唐求法沙門空海」の後に、「上件遺告 承法師等」として「法師實恵」以下「法師眞然」まで七名の名が記されていることから、高野山普門院蔵本(承元四年(1207)写本)と同系統のもの。

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