![]() 菅野 陽 (すがの よう:1919-95) 台湾台北市に生まれる。1943年東京美術学校日本画科を卒業。45年復員し、翌年前衛美術会創立に参加。55年日本版画協会に参加。63年退会、以後個展、東京国際ビエンナーレ展等で銅版画作品を発表。銅版画家としてのみならず銅版画技法の研究者として知られ、著書に『銅版画の技法』(1962、美術出版社)、『日本銅版画の研究近世』(1974、美術出版社)などがある。 |
江戸の銅版画〈新訂版〉 菅野 陽 著
ヨーロッパ銅版画の迫真性は日本に洋風画表現を生み出した。キリシタン時代の宗教銅版画以降、とかく実用的な考えに左右されがちだった銅版画に洋風画的構成を求め苦闘したのは、司馬江漢をはじめとした亜欧堂田善、安田雷洲ら江戸系の銅版画家たちが主であった。 【収録内容】 |
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