石濱純太郎 續・東洋學の話

高田時雄 編 《映日叢書 第4種》
菊判上製・328ページ
本体4,000円+税

ISBN978-4-653-04254-9


東洋の古語と西域出土の仏典、古文献の研究者として活動した石濱純太郎(1888 -1968)による、東洋学に関する遺文を収録。

<目次>
一、歐米の東洋學

歐米に於ける支那硏究に就て/アメリカの東洋學界につき

二、新疆探險

コズロフ蒐集/西北科學考査團に關する文籍/新疆の話/中亞探檢心醉の顚末/『西域文化硏究』はしがき

三、學者を語る

靜安學社/(參考)ニコライ・ネフスキ 王靜安先生を訪ねて/楚紫氣先生の入門/シューツキー氏の歸國/ 故バルトリド先生/故ヴラディミルツォフ先生/僕の憂鬱/噫内藤湖南先生/故渡部薰太郞先生/オッセンドウスキー/チョーマ先生の話/にぶき良心で/アメリカの一東洋學者/遠方の友――殘雪軒夜話/Erwin von Zach (1872-1942)

四、書評と紹介

釋經小記/「回鶻文女子賣渡文書」に就いて/于闐出土梵本法華經考を讀んで/カールグレン氏原支那語考/ 『訪餘錄』一册
島田翰著/Albert Grünwedel, Alt-Kutscha/王蘊山氏注音字母論/支那苦力の歌謠/沈兼士氏文字學硏究法/Henri Cordier, Histoire générale de la Chine/『黎錦熙的國語講壇』/Ernst Leumann, Buddhistische Literatur, nordarisch und deutsch/『于闐國史』寺本婉雅著 附「書後」/ファイスト氏「トカラ人問題の現狀」/Casimir Schnyder, Eduard Huber/ペリオ氏吐谷渾蘇毗考/『國語月刋』/Mélanges Asiatiques, tirés du Bulletin de l’Académie des Sciences de RussieRocznik Orjentalistyczny. Tom I i II /『燉煌遺書』景印本第一集、活字本第一集Novji Vostok (Nouvel Orient, Revue de l’Association russe pour les études orientales) / 『哈爾濱法律大學特刋』/『法政學刋』第三期 /A Mongolian Grammar by A. Neville J. Whymant/『阿城中華廟宇參觀記』巴拉諾夫/『蒙古ノ手紙ノ書方』韓穆精阿編/ V. Ja. Vladimircov,Čingis-Chan/ J.J. Gapanovich, Russia in North-Eastern Asia. vol.I/『オルデンブルグ記念論文集』/ 『中亞隨筆集』E. Ardov (E.I. Apreleva)/『曹語硏究資料』N.A. Nevskij/『ブリヤート・モンゴル史料集』/ベイリー氏の近業/『歐州殊に露西亞における東洋硏究史』ウェ・バルトリド著/Friedrich Weller, Der gedruckte mongolische Kenjur und die Leningrader Handschrift/『滿和辭典』羽田亨編/ヘーニッシュ氏の『元朝祕史』/スタイン卿『インドとイランの考古學的踏査』/E.O. Lorimer, Language Hunting in the Karakoram /『西藏文蒙古喇嘛敎史』・『蒙古喇嘛敎史』/『音譯蒙文元朝祕史』白鳥庫吉譯

五、書誌及び文獻

東洋學書考抄・同補遺/露國の文獻目錄四種/續露國の文獻目錄/天理の滿文書籍について

六、雜錄

貘の夢/文界夜話/戰爭によって躍進したわが東洋學/支那硏究の情態/哈佛亞細亞學誌の寄贈

七、アレクセーエフ宛書簡

編集後記

●石濱純太郎(いしはまじゅんたろう)関西大学名誉教授。
1888年11月10日 - 1968年2月11日。 日本の東洋史学者。
大阪府出身。東京帝国大学卒。東洋の古語と西域出土の仏典、古文献の研究者として活動した。龍谷大学講師を務め、また関西大学では助教授、教授(1949年就任)を務めた他、1953年には日本西蔵(チベット)学会会長に就任。1957年「支那学論攷」で文学博士号が贈られる。1959年、関西大学教授を定年により退任、名誉教授に就任。ニコライ・ネフスキーと共に西夏語を研究。旧制大阪府立市岡中学校(現・大阪府立市岡高等学校)で画家の小出楢重、作曲家の信時潔と同級。作家の織田作之助とは長年に亘り親交が深かった。四万冊を超える東洋学関係の蔵書は、大阪大学に「石濱文庫」として保存されている。

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