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保田與重郎 主宰

復刻版  祖 国

創刊号(昭和二十四年九月) 〜第七巻一号(同三十年二月)終刊迄

【臨川書店近代文芸雑誌複製叢書 第二十三次】

限定150部/好評発売中


A5判(原寸大)・全58冊/四方帙二帙・セットケース入
付別冊/解説(谷崎昭男)・総目次・執筆者索引
定価136,500円(本体価格130,000円)  ISBN4-653-03758-2 C1392
 


敗戦後、北支から生還し、郷里で農に従う日々を過していた保田與重郎は、若い同志とともに言論結社「まさき会祖国社」を興し、昭和二十四年九月、雑誌「祖国」を創刊。「我等は思考法と情勢観の曖昧状態を文化と呼ぶ者と、権力と利権の伝達様式や妥協のからくりを政治と称へるものを合せて否定し、我が生民の実態に於て、そのあるべき本質を貫道するものを解明せんとする」との理念のもと、正しい国民感情を思想に高め、あわせて真の文明の原理としてのアジアの道義の恢弘を目指した。『明治天皇御降誕百年奉祝記年号』『伊東静雄追悼号』などを発刊、「我等の存在は道義である」との信念をつらぬいた。
保田の戦後における出発点となった総合雑誌の創刊から終刊までの全五十八冊を原寸大で復刻、解説を付す。
 

 

【執 筆 者】 保田與重郎・栢木喜一・奥西保・玉井一郎・奥西幸
高鳥賢司・大井靖雄・吉村淑甫・柏谷嘉弘 など他多数

【表紙・本文中カット】 棟方志功