国立歴史民俗博物館 蔵 貴重典籍叢書
〈歴史篇〉 第一巻〜第六巻

令 集 解 りょうのしゅうげ

『令集解』は明法家、惟宗直本が九世紀後半の貞観年間に編纂したとされる法制書である。古代の明法家たちが大宝・養老令の条文に施した解釈を修正したもので、「六国史」「正倉院文書」『令義解』などとともに古代史研究の基本史料のひとつである。本書は「田中譲氏旧蔵典籍古文書」に含まれる写本の一つで、『令集解』のテキストとして現在最も信頼され、用いられている「新訂増補国史体系」本の底本として使用されたもの。「新訂増補国史体系」本を通じて間接的にしか知り得なかった写本でありながら、かつて金沢文庫に所蔵されていた建治二年奥書本の系統に属し、近い位置を有する、近世前期の良質の写本である 。

@ 令集解1 (第一〜第六) 本体12,000円+税
A 令集解2 (第七〜第十二) 本体12,000円+税
B 令集解3 (第十三〜第十八) 本体12,000円+税
C 令集解4 (第十九〜第二十八) 本体11,000円+税※第二十五〜第二十七は原欠
D 令集解5 (第二十九〜第三十六) 本体12,000円+税 ※第三十七は原欠
E 令集解6 (第三十七〜第四十・校勘記・解題) 本体10,000円+税 ※第三十九は原欠

■菊判・クロス装・貼函入
全六冊・揃価格 69,000円+税  ISBN4-653-03801-5

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