| 柳亭種彦―読本の魅力
本多朱里著/四六判上製・258頁
定価2,625円(本体2,500円) 【2006年5月刊】
ISBN4-653-03964-X
江戸時代のベストセラー戯作者・柳亭種彦。彼の読本執筆期に焦点を当てた論考。絵師・葛飾北斎や版元・西村屋与八との交流、当時の出版界や戯作者たちの動向を
手がかりに種彦の読本の魅力を探る。
彼の作風はどのようにして生れたのか、そしてなぜ読本執筆をやめたのか。本書はこれまで注目されてこなかった種彦の作家活動全半期を明らかにする。
◆柳亭種彦(1783-1842)
徳川氏に仕える旗本の子として江戸に生れる。通称彦四郎、諱は知久。伝奇的歴史小説〈読本〉を執筆し、その後浮世絵師・歌川国貞と組んで華麗な挿画を盛り込んだ草双紙の一種〈合巻〉の第一人者となる。代表作『偐紫田舎源氏』は空前絶後の大ベストセラーとなったが、天保の改革の出版統制で版木の没収に遭い、失意のうちに病没した。
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