アナトール・フランス

(Anatole France,1844-1924)
フランスの小説家、批評家。1921年ノーベル文学賞を受賞。代表作に「神々は渇く」「クランクビーユ」など。

杉本 秀太郎
(1931− )
京都在住のフランス文学研究者。著書に「杉本秀太郎文粋 1〜4」、「神遊び」「音沙汰 一の糸」など。訳書にボードレール「悪の花」などがある。
赤い百合 Le Lys rouge

アナトール・フランス著/杉本秀太郎 訳
四六判上製・430ページ・挿絵入/普及版 品切


特装版
〈限定199部〉
背つぎクロス装・カラー図版17枚・貼函入・訳者署名入/税込9,900円(本体9,000円+税)


19世紀末のパリとフィレンツェを舞台に、華美な社交界を逃れ、真実の愛と自由を求める貴婦人テレーズの官能的ではかない恋愛模様を描く。
政治、宗教、芸術など当時の時局や流行を盛り込んだ洗練された会話も魅力。京洛の仏文学者による完全新訳。

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