マンガジャンル・スタディーズ

茨木正治 編
四六判・並製・総304頁(図版45点)
本体1,900円+税

ISBN978-4-653-04196-2


一コマから広がるマンガの世界
日本マンガ学界カトゥーン部会設立以来10年間の研究成果を書籍化。
歴史学・社会学・マスコミュニケーション論・テクスト分析など、人文・社会科学のあらゆる叡知を駆使し、カートゥーン(一コママンガ)とコミック(数ページにわたるマンガ作品)の特質とその関係性を、具体的な作品を挙げながら横断的に考察。
表面的な「マンガ史」では見えてこない、マンガというジャンルの奥深さに迫る。

本書で取り上げた作品(抜粋)
●小田扉『団地ともお』(週刊ビックコミックスピリッツ連載中)
●萩尾望都『トーマの心臓』(小学館文庫)
●竹宮恵子『風と木の詩』(白泉社文庫)
●竹久夢二作品(「少女の友」より)
●雑誌「歌劇」など

<目次>
序章 カートゥーンとコミックをめぐる考察― 一コママンガ(カートゥーン)とマンガ(コミック)をつなぐ―【茨木正治】

T マンガという表現形式
第1章 少女雑誌における「漫画」的表現を辿る ―明治末期から大正期における『少女の友』と『新少女』分析より―【増田のぞみ】
第2章 世俗風刺としてのコミック表現 【重吉知美】

U ジェンダーと「マンガ」
第3章 「宝塚は女の天下!」―戦前の『歌劇』掲載マンガにみる女性像―【押山美知子】
第4章 抒情画、漫画、イラスト―女性向け媒体の一コマ表現―【秦美香子】
第5章 「少年愛マンガ」という変節点  ―読者という視点から見る男性同性愛モチーフの登場をめぐる一考察―【藤本純子】

V メディア・コミュニケーションと「マンガ」
第6章 「マンガ」を描くことと「マンガ家」―職業としての「マンガ家」像をめぐって―【雑賀忠宏】
第7章 マンガを読むという経験 ―マンガテクストの解釈手続きにみる理解の達成―【池上賢】
第8章 政治漫画と政治マンガ ―カートゥーンとコミックにみる政治を手がかりに―【茨木正治】

●編者・執筆者   ※所属は2013年刊行時のものです
茨木正治(東京情報大学教授)


押山美知子(専修大学人文科学研究所特別研究員、専修大学他非常勤講師)
池上賢(立教大学兼任講師)
重吉知美(立教大学大学院社会学研究科博士後期過程中途退学)
藤本純子(大阪大学大学院文学研究科博士後期過程修了)
秦美香子(花園大学准教授)
増田のぞみ(甲南女子大学専任講師)
雑賀忠宏(甲南女子大学非常勤講師)

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