身体でみる異文化
目に見えないアメリカを描く

臨川選書 31

広瀬浩二郎著
四六判・並製・紙カバー装・200頁
本体1,850円+税

ISBN978-4-653-04226-6


「身体でみる」+「異文化」。13歳で視力を失った著者による、アメリカ・シカゴでの在外研究記。マイノリティとしての実生活をいきいきと描きながら、聴覚や触覚、さらには皮膚感覚を駆使してとらえたアメリカでの思索の日々を綴る。視覚優位の時代だからこそ「身体でみる」「さわる」ことの重要性を説く。

<目次>
はじめに――フィールドワークに基づく身体論
序章 シカゴでの「ミドルライフ」――二〇一三年八月の響記から
第一章 てくてく・すいすい――二〇一三年九月の響記から
 1 「やればできる」と「できればやる」は違う
 2 進むべきか止まるべきか、それが問題だ!
第二章 もりもり・がつがつ――二〇一三年十月の響記から
 1 寿司と合気道の不思議な関係
 2 重箱の隅、はたまた大風呂敷
 3 サムライ魂とボランティア
第三章 そよそよ・ざわざわ――二〇一三年十一月の響記から
 1 観光から観風へ
 2 観風の三原則
第四章 つるつる・ごつごつ――二〇一三年十二月の響記から
 1 「行き当たりばったり」と「体当たりほっこり」
 2 木を見て森を見ず、されど森を描く
第五章 ぐいぐい・じわじわ――二〇一四年一月の響記から
 1 アメリカンドリームと独自性
 2 チャレンジャーでもチャレンジドでもなく
第六章 ぽつぽつ・ぼつぼつ――二〇一四年二月の響記から
 1 「手伝い」とは手で伝えることなり!
 2 「ハンサム=hand-some」な生き方
第七章 ふらふら・わくわく――二〇一四年三月の響記から
 1 点字の嬉々と危機
 2 「エクスクルーシブ教育」の提唱
第八章 のろのろ・ばたばた――二〇一四年四月の響記から
 1 宗教とは「むねの教え」なり
 2 琵琶を持たない琵琶法師
終 章 まあまあ・まだまだ――二〇一四年八月の響記から
 1 シカゴの夢と大阪の現実をつなぐ
 2 「触常者宣言」を読み直す
 3 火にさわる、絵にさわる、知にさわる
補 章 瞽女の手――視覚障害者の「さわる文化」と現代
おわりに――触文化研究の未来へ

●著者   ※所属は2015年刊行時のものです
広瀬浩二郎(ひろせ こうじろう)
13歳の時に失明。筑波大学附属盲学校から京都大学に進学。現在は国立民族学博物館准教授。「ユニバーサル・ミュージアム」(誰もが楽しめる博物館)の実践的研究に取り組み、“さわる”をテーマとする各種イベントを全国で企画・実施している。

 

【メディア掲載情報】
 毎日新聞       (2015年4月23日 夕刊) 
 中日新聞       (2015年5月 9日 夕刊) 
 神戸新聞       (2015年5月10日  ) 
 点字毎日新聞    (2015年5月21日)
 関西版NHKステラ(2015年5月 8日号)

 

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