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江戸の食に学ぶ
幕末長州藩の栄養事情

臨川選書 32

五島淑子著
四六判・並製・紙カバー装・200頁
税込2,310円(本体2,100円+税)

ISBN978-4-653-04227-3【2015年5月刊】


近代化以前、日本人は何を食べていたか

近年国際的にも高く評価されている「和食」。しかし、そもそも「和食」とはどのようなものなのか?本書では、主に天保期長州藩の地誌『防長風土注進案』を紐解き、食品と栄養の面から、近代化に伴い、欧米の食材が流通する以前の日本の食事・食生活について明らかにする。江戸の食を学ぶことによって見えてくる現代の食事・食生活についても知識・理解を深めることのできる1冊。

<目次>
はじめに 和食がユネスコ無形文化遺産に
第一章 序論
第二章 天保期長州藩の農産物
第三章 天保期長州藩の水産物
第四章 天保期長州藩の鳥獣類
第五章 天保期長州藩における食料と栄養
第六章 明治初期飛騨地方における食料と栄養
第七章 19世紀中葉の日本の食生活
コラム1 古代米を炊く、蒸す
コラム2 鯨ベーコン
コラム3 ハクサイとマツタケ
コラム4 『注進案』の魚介類の記載
コラム5 食品成分表、食事摂取基準と食品群
コラム6 ホウレンソウと鉄
コラム7 野菜ジュースで野菜を摂取したことになるか
コラム8 美味しさとは
コラム9 バランスよく食べる
コラム10 注進案GISの作成のための地図データ
コラム11 注進案GISの活用例―桃太郎の昔話が山口県であるとすれば
コラム12 球状の豆腐の作り方―『豆腐百珍』から
コラム13 『万延元年の遣米使節団』にみる和食の原点

参考文献
あとがき

●著者   
五島淑子(ごとう よしこ)
昭和30年山口県生まれ。奈良女子大学大学院家政学研究科修了。家政学修士、学術博士。山口大学教育学部教授。専門は家政学、食物学、食生活学。著書に、『論集東アジアの食事文化』(共著、平凡社、1985年)、『卑弥呼の食卓』(共著、吉川弘文館、1999年)、『世界の食文化7 オーストラリア・ニュージーランド』(共著、農文協、2004年)など。

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e-mail: kyoto@rinsen.com