アンデスの聖人信仰
人の移動が織りなす文化のダイナミズム

八木百合子著
A5判・上製・紙カバー装・総224頁
本体3,600円+税

ISBN978-4-653-04251-8

揺れ動く社会の中で、戸惑いつつも現実を乗り越え、
それを楽しもうとする生身の人間の姿を描写することができたとき、
研究はアンデスを越え、世界各地で起きつつある
同時代の社会変動を映し出す鏡となる。
――関雄二氏「解説」より

テロリズムの台頭をきっかけにした変動のさなかにあって
都市と農村のあいだに生きる人々が力強く独自の信仰を
発展させてきた実態と背景に迫る。

<目次>
第一章 アンデス農村の聖人信仰 ―今日的状況―
 調査地概況 村落の聖人をめぐる宗教実践
 村における聖人の位置づけの変容
第二章 村の聖人をめぐる諸相の変遷 ―歴史記録の解析―
 『聖人台帳』について 聖人をとりまく人びとを通じてみた祭礼の動向
 奉納品からみた聖人信仰をめぐる状況
第三章 村落から都市へ ―首都リマの移住者と聖人信仰―
 都市移住の様態 リマに暮らす移住者の組織化
 リマ移住者たちの聖人をめぐる実践
第四章 聖人をめぐる村落/都市 ―祭礼にかかる支援の様態―
 サンタ・ロサ祭礼の経済基盤 村落における支援獲得方法
 都市において展開される祭礼支援

●著者   
八木百合子 (やぎ ゆりこ)
博士(文学)。国立民族学博物館研究戦略センター機関研究員。専門は文化人類学。主な著書に「聖女に捧げられた大聖堂―近代ペルーの都市建設に埋め込まれたコンフリクト―」(染田秀藤・関雄二・網野徹哉編)『アンデス世界:交渉と創造の力学』世界思想社(2012年)など。

【メディア掲載情報】
 日本経済新聞  (2015年8月9日 朝刊)

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