尾崎雄二郎
中國語音韻史の研究・拾遺

高田時雄 編 坂内千里・森賀一惠 校字 《映日叢書 第2種》
菊判上製・260ページ
本体3,000円+税

ISBN978-4-653-04252-5


本書は中国語学者・尾崎雄二郎の未刊行論文をまとめたものである。晩年にいたるまで追求を続けた、生涯の主題ともいえる中国語音韻史についての10論攷と、文献学に関する6論攷を収録する。尾崎雄二郎が確立した、音韻史研究における歴史音声学という観点・手法と、そのメインテーマの傍らにあった文献学的関心をあわせて知ることのできる本書は、現在の、そして未来の研究者に大いに資するものである。

<目次>
音韻史
圓仁『在唐記』の梵音解説とサ行頭音
古音學における韻尾の設定と音韻特性の「豫約」の問題
韻學備忘(重紐反切非類化論)
音量としての漢語聲母
漢語聲母の音量がもたらすもの
漢語喉音韻尾論獻疑
音韻設定の音聲學――「漢語喉音韻尾論獻疑」二稿
古代漢語の脣牙喉音における極めて弱い口蓋化について
  ――いわゆる輕脣音化の音聲學
ミョウガを論じて反切フェティシズムに及ぶ
雅音交字屬半齒」の讀み方と三種類の門法

その他
敦煌寫本論語鄭氏注と、何晏の論語集解によって保存された諸注・とくにいわゆる孔安國注との關係について
毛詩要義と著者魏了翁
日知録經義齋刋本跋――日常所見本鑑別之一
讀倭人傳二則
符號語の説
抄物で見る日本漢學の偏差値

編集後記

●尾崎雄二郎(おざき ゆうじろう)京都大学名誉教授。中国語学専攻。
  『小川環樹 中國語學講義』の筆録者。

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