橋川時雄 民國期の學術界

高田時雄 編 《映日叢書 第3種》
菊判上製・322ページ
本体3,800円+税

ISBN978-4-653-04253-2


橋川時雄が迫る中華民国時期の学術と文化の実情

かつて長く北京に住んだ橋川時雄(中国古典文学・古代文献学者1894〜1982)による、戦前期の雑誌新聞への寄稿記事・未刊の報告書・また極めて限られた範囲にのみ流通した文章のうち、新中国成立以前(中華民国時期)の学術や文化の実情についての記述を選び、収録する。一日本人橋川時雄の眼と心を通して記された、知られざる民国学術界の諸側面。

<目次>
天津、濟南及長江地方學事視察報告書
『書香』への寄稿
北京史蹟雜話
支那學界の趨勢と北平文化の崩壞
北京文化の再建設
日支文化工作の觀點
北京文學界の現狀
北京の學藝界
江叔海學行記
章太炎謁見紀語
京山李維楨傳考
雜抄二則
支那典籍から見た朝鮮典籍
南社と汪兆銘
昭和九(民國二十三)年度支那文化大事記
昭和十(民國二十四)年一月至八月支那學界大事記
編集後記

●橋川時雄(はしかわときお)二松学舎大学名誉教授。
明治27(1894)年3月22日~昭和57(1982)年10月19日。
中国古典文学・古代文献学者。別名号=酔軒、子雍。
大正7年北京に渡り、北京大学で聴講。11年〜昭和2年漢字紙「順天時報」記者として学芸を担当。2年文字同盟社を主宰し、漢文、日文併戴の「文字同盟」を6年まで発行した。3〜20年日中両国共同の東方文化事業総委員会に勤務、総務委員署理として北京人文科学研究所の運営にあたり、『続修四庫全書提要』編纂を主宰した。21年帰国、京都女子大学教授、27年大阪市立大学教授を経て、二松学舎大学文学部教授、のち同大学名誉教授となる。著書に『陶集版本源流攷』、編纂に『中国文化界人物総鑑』などがある。

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