国宝『明月記』と
藤原定家の世界


日記で読む日本史 14

藤本孝一著
四六判・上製・紙カバー装・帯付・226頁
本体2,900円+税

ISBN978-4-653-04354-6


冷泉家に伝存する書物から解き明かす『明月記』と定家の世界

長年、冷泉家時雨亭文庫にて、冷泉家に伝わる古典籍の整理・調査にあたる、写本学第一人者の著者が、書物の形態から『明月記』の姿を明らかにし、藤原定家の価値を再解釈する。紙の継ぎ方や筆跡、裏打ち紙に書かれた文字など、実際に原本を手に取り、調査した著者ならではの視点で、現存する『明月記』がどのように成立したのかを、平易なことばで解き明かしていく。研究者はもちろん、初学者にもおすすめの一冊。

<目次>

第一部 総論
 第一章 『明月記』の本体
第二部 各論
 第二章 明月記の写本学研究―貴族日記と有職故実書―
 第三章 巻子本から冊子本へ―『明月記』と紀貫之本『土左日記』の表紙―
 第四章 あしたづの歌と説話―説話と有職故実―
 第五章 藤原定家自筆本『拾遺愚草』の書誌的研究
 第六章 冷泉家御文庫の封印と『明月記』
 第七章 定家様から見る書道の美―冷泉家の和歌と書―
 第八章 『明月記』の食事
第三部 歴史的位置づけ
 第九章 本地垂迹説からの独立と古今伝授
まとめ
註/出典一覧/定家年表/あとがき

●著者
藤本孝一(ふじもと こういち)
冷泉家時雨亭文庫調査主任、真言宗大本山随心院顧問(文化財)。専門は写本学。 主著:『賀茂季鷹所蔵本古今和歌集下・紙背文書影印』日本史料研究会、2014年。『本を千年つたえる 冷泉家蔵書の文化史』朝日新聞出版、2010年、ほか。

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