地獄への招待

西山克編
46判・並製カバー装・260頁
本体2,300円+税

ISBN978-4-653-04366-9


〜人類にとって地獄とは何か〜
本書は地獄(あるいは地獄を含む他界)が、多様な宗教・信仰のもとにある人類にとって、実際のところ何を意味したのか、比較の視座において捉えなおす試みである。さまざまな宗教(仏教・キリスト教・イスラム教・マニ教・儒教)において地獄(・他界)をどのように捉えているかを各分野の専門家が解き明かす画期的一冊。

<目次>
序(西山克)
キリスト教の地獄観(黒川正剛)
西洋における冥府の概念とその図像  『神曲』を中心として(水野留規)
関所―東方正教会における死後の裁き―(早川美晶)
イスラームにおける地獄観(山中由里子)
元代マニ教絵画における地獄の造形(古川攝一)
東アジア・日本の仏教世界における地獄観  美術史研究の見地から(加須屋誠)
日本の仏教世界における地獄観(田村正彦)
六道の辻から東アジアを見る――熊野観心十界図をめぐって(西山克)
コラム:地獄絵音解き縁起(瀬戸信行)
近世日本の儒教と死生観(木場貴俊)

●執筆者一覧 所属は2018年3月現在
黒川正剛:太成学院大学教授(西洋中世史・魔女学)
水野留規:愛知県立芸術大学教授(イタリア文学)
早川美晶:愛知教育大学非常勤講師(東欧宗教美術史)
山中由里子:国立民族学博物館准教授(中東・ヨーロッパ比較文学)
古川攝一:大和文華館学芸員(仏教絵画史)
加須屋誠:奈良女子大学教授(日本古代中世仏教美術史)
田村正彦:明治大学国際日本学部兼任講師(日本説話文学)
西山克:関西学院大学教授(日本中世史・怪異学)
瀬戸信行:クラリネット奏者(ダンス、演劇、アート・アニメ、影絵とのコラボレーション活動等)
木場貴俊:国際日本文化研究センタープロジェクト研究員(日本近世の学知)

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