「アラブの春」とは
一体何であったのか

大使のチュニジア革命回顧録

多賀敏行著
四六判・並製・紙カバー装・242頁
本体1,900円+税

ISBN978-4-653-04369-0


著者が大使末期に経験したチュニジア革命とそれにまつわる思い出を語る。激動の外交の現場、異国での危機状況に直面した当事者にしか語れない貴重かつ臨場感にあふれた興味深い記録。

<目次>
現地日本大使が見たチュニジア革命(2011)
 Ⅰ.チュニジア革命の要点(2013年4月に記す)
 Ⅱ.兵士二名が日本大使公邸に侵入(2011年1月17日に記す)
 Ⅲ.チュニジア革命(2011年1月14日)と緊急事態対応を通しての筆者の所感
   (2011年2月8日に記す――革命の三週間後である)
 Ⅳ.チュニジア史上初めての民主的選挙(2011年10月23日)を控えて書いた所感(2011年10月19日に編集)
 Ⅴ.チュニジア離任時に思ったこと(2012年11月に記す)
 コラム① チュニジア、民主化に向けて大きな一歩
 対  談 バルトの国から「アラブの春」を考える
 コラム② チュニジアの月
チュニジア革命前夜
 「アラブの春」の先駆けとなったチュニジアの「ジャスミン革命」
 ――当時の「分析メモ」を読みながら「ジャスミン革命」前夜にタイム・スリップしてみる――
 ウィキリークスで明らかにされた米国の外交電報――チュニジア革命(2011)前夜――
英国ケンブリッジ大学における学問と生活―ある日本人留学生の回顧録―
 

●著者
多賀敏行(たが としゆき)
大阪学院大学外国語学部教授、中京大学国際教養学部客員教授。 1950年、三重県松阪市で生まれる。名古屋の東海高校を卒業して、1969年、一橋大学法学部入学。1974年に卒業、外務省に入省。1977年、ケンブリッジ大学よりLL.M(法学修士号に相当)取得。国連日本政府代表部の一等書記官や天皇陛下の侍従を経て、2009年から2012年まで駐チュニジア大使を務める。 在任中に「アラブの春」の先駆けとなったチュニジア革命に遭遇。その後、駐ラトビア大使を務め、2015年 12月に外務省を退官。2016年より現職。 著書に、「「エコノミック・アニマル」は褒め言葉だった」(新潮新書)、「外交官の「うな重方式」英語勉強法」(文春新書)などがある。

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