ポップなジャポニカ、
五線譜に舞う

19〜20世紀初頭の西洋音楽で描かれた日本

光平有希編著
A5判・上製・カバー装・306頁
税込3,960円(本体3,600円+税)

ISBN978-4-653-04535-9【2022年3月刊】

音楽での描かれ方から当時の西洋人の「日本」像を明らかにする

国際日本文化研究センターに所蔵されている日本を題材にしたシートミュージック(西洋で大衆向けに出版されたピアノや歌の小楽曲の楽譜)を対象に、19世紀初頭から音楽史・音楽産業史上の転換期と考えられる第一次世界大戦頃までの足跡を目録風に辿る。
音楽・楽譜装画での描かれ方から当時の西洋人の「日本」像を明らかにする画期的試み。

<目次>
プロローグ
概論―開国期以前の西洋人が伝えた日本の音・音楽
シートミュージックにうつる「日本」

(コラム)
 1|ピアノ教則本に花開いた「日本」
 2|舞台化される日本イメージ@
   ―1860〜70年代:日本を題材とした舞台作品の誕生―
 3|ポルカが表象する日本興行師
 4|舞台化される日本イメージA
   ―1880〜90年代:タイクーン、ミカドなど日本発祥の用語が流行―
 5|19世紀〜20世紀初頭の音楽文化
 6|「ムスメ」の流行
 7|ディットリヒとピアノ曲〈落梅〉
 8|19世紀、日本音楽紹介媒体の拡がり―音楽書や論文による解説―
 9|アメリカ大衆音楽文化の創成と定着
   ―ミンストレル・ショーからティン・アン・パレーまで―
 10|川上音二郎と貞奴の活躍
 11|ドイツ人音楽家が伝えた日本の唱歌
 12|日露戦争へのまなざし
 13|舞台化される日本イメージB
   ―≪蝶々夫人≫誕生から日本表象舞台作品の爛熟期へ―
 14|ジャポニスムの大家ゴーチエが描く日本
 15|西洋楽壇にみるジャポニスム
 16|日本への憧憬―小泉八雲と松山芳野里がつむぐ「言葉」と「音楽」―
 17|音楽メディア変革期のヒット曲
エピローグ
付録楽譜
 ◆バイエル作曲〈日本の舟歌〉
 ◆サリヴァン作曲/ブカロッシ編曲〈ミカド・ポルカ〉
 ◆ディットリヒ編曲〈落梅〉
 ◆ミリガン作曲/ハーン英詞《影:ラフカディオ・ハーンによる日本の5つの詩歌》
 ◆ホワイティング作曲/イーガン作詞〈日本の眠りの精〉
主要参考文献

●著者
光平有希(みつひら ゆうき)
国際日本文化研究センター特任助教。主要著作:『いやしとしての音楽―江戸期・明治期の日本音楽療法思想史―』(2018年、臨川書店)、『国際日本文化研究センター所蔵 日本関係欧文図書目録』第4巻(共著、2018年、臨川書店)』など。

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