中国古代軍事制度の
総合的研究【POD】

宮宅 潔編
A4判・並製・156頁
税込4,400円(本体4,000円+税)

ISBN978-4-653-04579-3【2024年4月刊】


日中韓、さらには欧米における中国古代軍事史研究の現況に分析を加え、軍事制度研究の新たな地平を模索する―2013年に頒布されて以降、長く入手困難であった非売品書籍を再版する。『多民族社会の軍事統治』(京都大学学術出版会2018)、『暴力のありか』(臨川書店2024)へと続く中国古代軍事史研究の端緒となる一冊。

<目次>
再版にあたって  宮宅 潔
研究動向
 中国古代軍事史研究の現状  宮宅 潔
 中国古代の戦争史・軍事史に関する欧米での研究  エノ・ギーレ
 韓国における中国軍事史研究(秦漢から南北朝時代)の概観
  金 秉駿
論   文
 中国古代の戦車に関わる諸資料と研究をめぐって  エノ・ギーレ
 秦の戦役史と遠征軍の構成――昭襄王期から秦王政まで――
  宮宅 潔
 漢-古朝鮮戦争の復元――『史記』朝鮮列伝再読――  金 秉駿
 漢代に於ける儀礼と軍事――儀仗兵の存在とその性格を中心に――
  佐藤達郎
 中国中古軍功制度初探  佐川英治
 南北における外号将軍の再検討  藤井律之
 唐代射礼の源流  丸橋充拓

臨川書店ホームページへ

e-mail: kyoto@rinsen.com