山田慶兒著作集 全8巻
第4巻 中国医学思想Ⅰ

『山田慶兒著作集』編集委員会 編 【呈内容見本】

菊判上製・函入・本文二段組442ページ
税込16,500円(本体15,000円+税)
 ISBN978-4-653-04604-2【2023年6月刊】

〈解題〉猪飼祥夫

 東アジア科学の総体あるいは個別理論に対して個性的な研究を展開し、思想史的アプローチによって科学文明の本質を探り続けた山田慶兒。単行本未収録の論文から未発表原稿まで、氏の学術的業績の全貌と魅力を明らかにする。主要著作は著者による補記・補注を加えそれぞれ定本とし、各巻に解題・月報を付す。
 第六回配本第四巻は「中国医学思想Ⅰ」。第13回矢数医史学賞を受賞した大著『中国医学の起源』にくわえ、2本の論考を収録。

目次
中国医学の起源
 はじめに
 【Ⅰ 起源】
 第一章 鍼灸の起源
 第二章 湯液の起源
 第三章 本草の起源
 第四章 最初の臨床医学書
 【Ⅱ 古典】
 第五章 『黄帝内経』の成立
 第六章 九宮八風説と「風」の病因論
 第七章 計量解剖学と人体計測の思想
 第八章 診断諸法と「虚」の病理学
 第九章 三部九候法と古代医学形成のパターン
 あとがき

伝統中国の死生観と老人観
病原体としての「風」の概念

解題(猪飼祥夫)
索引(書名)


月報:
阪上孝(京都大学名誉教授)、多田伊織(大阪大学非常勤講師)

「山田慶兒著作集」全巻紹介ページ

出版物・新刊案内へ

臨川書店ホームページへ