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ポスト帝国期のチベット世界
中世チベットのはじまり  

井内真帆著
A5判・上製・本文228頁・口絵8頁
税込12,100円(本体11,000円+税)

ISBN978-4-653-04615-8


古代帝国崩壊後のチベット仏教文化圏の形成に迫る

「分裂期」とも呼ばれた9世紀中ごろの古代チベット帝国(吐蕃)崩壊後から、13世紀前半のサキャ派の台頭までのチベット及びチベット仏教文化圏の形成に迫る。従来用いられてきた文献資料はもとより、2000年以降の新出文献・著者自身によるフィールド調査をふまえ、知られざるポスト帝国期のチベット世界を明らかにする。

<主要目次>
序 章
第一章 グゲ・プラン王国の仏教復興におけるハデの役割について
     ――王位継承に関する一考察――
第二章 デンマ――東チベット仏教復興の地――
第三章 中央チベットにおけるカダム派の広がり――ロ寺を例として――
第四章 帝国崩壊後のチベットと周辺地域との関わり――西夏とチベット――
結 び
附 録 キタンパ・イェシェーペル著「リンチェンサンポ伝」中本の和訳
略号表及び参考文献/あとがき/索 引(人名/地名/用語/テキスト名)

●著者
井内真帆(いうち まほ)
1978年大阪府生まれ。2000年、京都橘女子大学文学部卒業。2005年、大谷大学大学院文学研究科博士課程単位所得満期退学。博士(文学)。大谷大学任期制助教、日本学術振興会特別研究員(PD)、青海民族大学客員研究員などを経て、現在京都大学白眉センター特定准教授。専門は中世チベット史及びチベット仏教史。主な著作にAn Early Text on the History of Rwa sgreng MonasteryHarvard Oriental Series 82)、Tibetan Texts from Khara-khoto in the Stein Collection of the British LibraryStudia Tibetica 48, Tsuguhito Takeuchi との共著)など。



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