総合地球環境学研究所「農業が環境を破壊するとき」プロジェクトの成果を中心に、
ユーラシアの1万年におよぶ農耕文化と環境の変化の関係を解き明かすシリーズ。

◆本シリーズの各巻は、上記プロジェクト主催の連続公開講座『ユーラシア農耕史 ―風土と農耕の醸成―』の
シンポジウム・対談収録、および対談参加者の書き下ろしにより構成されるものです。

2010年1月全巻完結
■四六判上製・平均260頁/全5冊揃 税込15,620円(本体14,200円+税)

 

第3巻 『砂漠・牧場の農耕と風土』
佐藤洋一郎 監修・鞍田 崇 編  税込3,080円(本体2,800円+税)

 麦の風土の醸成 (佐藤洋一郎)
 西アジアで生まれた農耕文化 (有村誠=東京文化財研究所特別研究員)
 中央ユーラシアの気候・水資源とその変遷 (窪田順平=総合地球環境学研究所准教授)
 ムギの風土の主役たち
   T.オオムギ千夜一夜物語(アラビアンナイト) (武田和義=岡山大学資源生物科学研究所教授)
    U.ユーラシアを東へと伝播したコムギ ―考古学と遺伝学の接点 (加藤鎌司=岡山大学農学部教授)
 
  【コラム】
 ・メソポタミアの宗教と農耕 (渡辺千香子=大阪学院大学国際学部准教授)
 ・インダス文明地域の農耕史 (上杉彰紀=総合地球環境学研究所プロジェクト研究員)
 ・黄土高原の農耕と環境の歴史 (村松弘一=学習院大学東洋文化研究所准教授)
 ・楼蘭における農業と塩害 
(伊藤敏雄=大阪教育大学教育学部教授)
 ・穀粒文様のユーラシア -「古ヨーロッパ」と「古中国」の土器装飾に込められた律 (鶴岡真弓=多摩美術大学美術学部教授)
 ・風土への彷徨 -スウェン・ヘディンと大谷光瑞 (鞍田崇=総合地球環境学研究所上級研究員)

ユーラシア農耕史3 ISBN978-4-653-04043-9


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