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マンガのなかの〈他者〉 伊藤公雄ほか 編 ■四六判上製・232頁 定価2,520円 発売中 ISBN 978-4-653-04014-9
マンガには社会のさまざまな側面が映し出されている。と同時に、マンガは人々の意識やものの見方に深い影響を与えてもいる。本書は、マンガに映し出された〈他者〉イメージを分析することを通じて、「日本文化の特徴」や「歴史的な変容」を日本とヨーロッパの研究者が共同で、比較文化論や言語論、身体論やジェンダー論の視点から考察することにより、ビジュアル文化研究に新たな視座を投げかける一冊。
【 目次 】 第1章 日本マンガにおける異人ことば (金水
敏) 第2章 歴史表象としての視覚的「日本人像」 (吉村和真) 第3章 『ドラゴンボール』と出会った韓国 −暴力的で扇情的な〈他者〉としてのマンガ (山中千恵) 第4章 日本のマンガにおける他者との遭遇 (梁
仁實) 第5章 戦後少年マンガのなかの「敵」イメージをめぐって (伊藤公雄) 第6章 「他者」としての「ヒットラー」 −『アドルフに告ぐ』とドイツ語楽メディアにおけるヒットラー像の諸相 (ベティーナ・ギルデンハルト) ●伊藤公雄(いとう・きみお)/京都大学大学院文学研究科教授 ●金水
敏(きんすい・さとし)/大阪大学大学院文学研究科教授 ●吉村和真(よしむら・かずま)/京都精華大学マンガ学部准教授 ●山中千恵(やまもと・ちえ)/仁愛大学人間学部講師 ●梁
仁實(やん・いんしる)/大阪市立大学都市文化研究センター特別研究員 ●ベティーナ・ギルデンハルト/同志社大学言語文化教育研究センター准教授
アニメーションの映画学 加藤幹郎 編 ■四六判上製・320頁 定価2,835円 発売中 ISBN
978-4-653-04024-8
ミッキー・マウスは一秒間に何回表情を変えるか? アニメーションにおける流動的な動きのもつ意味は? 映画研究の第一人者である編者のもとに、アニメーション研究の精鋭たちが結集。ディズニー・アニメから鉄腕アトム、エヴァンゲリオンに至るまで、古今のアニメーション作品に触れながら、その特有の表現方法や物語構造の分析を通してアニメーションの面白さの秘密に迫る。
【 目次
】 第1章 〈原型質〉の吸引力 (今井隆介) 第2章 柔らかな世界 (土居伸彰) 第3章 風景の実存 (加藤幹郎) 第4章 複数形で見ること (横濱雄二) 第5章 ミッキー・マウスの息吹を計ること (バリー・ソルト) 第6章 セレクティブ・アニメーションという概念技法 (顔 暁暉)
●加藤幹郎(かとう・みきろう)/京都大学大学院人間・環境学研究科教授 ●今井隆介(いまい・りゅうすけ)/花園大学文学部創造表現学科専任講師 ●土居伸彰(どい・のぶあき)/日本学術振興会特別研究員 ●横濱雄二(よこはま・ゆうじ)/北海道大学大学院文学研究科博士後期課程 ●バリー・ソルト/ロンドン・フィルム・スクール、ターム・チューター ●顔
暁暉(がん・しょうふい)/日本学術振興会外国人特別研究員
欲望のコード ―マンガにみるセクシュアリティの男女差 堀あきこ 著 ■四六判上製・250頁 定価2,520円 発売中
ISBN 978-4-653-04018-7
日本において、女性のための性を描いた恋愛コミックは、一市場を築く商品ジャンルとして確立している。本稿はこれら〈性的表現を含む女性コミック〉の比較分析を通し、メディアの受け手である現代女性がどのような作品を望んでいるのか、また、どのようなセクシュアリティ観を持っているのかを浮き彫りにする。そして、男女のセクシュアリティ表現の差異から社会を逆照射する。
【 目次
】 第1章 〈ポルノ〉とはなにか −フェミニズムにおける言説を中心に 第2章 いかにしてマンガを読み解くか 第3章 男性向けポルノコミックと〈性的表現を含む女性向けコミック〉の概要と特徴 第4章 <視線>同一化する視線と俯瞰する視線 第5章 <物語性>ポルノへの3つの批判からの分析 第6章 <関係性>男性中心的価値構造と〈性的表現を含む女性向けコミック〉
●堀あきこ(ほり・あきこ)/大阪大学大学院人間科学研究科社会環境学講座コミュニケーション社会学専攻
日韓アニメーションの心理分析 ―出会い・交わり・閉じこもり 横田正夫 著 ■四六判上製・280頁 定価2,835円 発売中
ISBN 978-4-653-04023-1
日本のアニメは「閉じこもり」!? アニメーションに描かれた人間関係の3つの要素「出会い」「交わり」「閉じこもり」に着目し、日韓の作品を比較分析。韓国のものと比べて、一見自閉的傾向を示す日本のアニメーションが、世界で受けているのはなぜか? 統合失調症患者の描画療法から得られた知見も交え、日本人の心的特性を浮き彫りにする。臨床心理士の著者による刺激的なアニメーション研究。
【 目次
】 第1章 分身の心理学 第2章 閉じこもりのアニメーション 第3章 交わりのアニメーション 第4章 日本のアニメーションと韓国のアニメーション 第5章 日本の女性作家たち 終りに 閉じこもりの力
●横田正夫(よこた・まさお)/日本大学文理学部心理学科教授
マンガとミュージアムが出会うとき 表 智之・金澤 韻・村田麻里子
共著 ■四六判上製・256頁 定価2,730円 発売中 ISBN
978-4-653-04017-0
近年、コンテンツ政策の推進とともにマンガとその周辺文化が博物館・美術館で紹介される機会が増えている。本書は、ミュージアム空間に置きなおすことで明らかになるメディアとしてのマンガの性質や、マンガを取り入れることで拓かれるミュージアムの新たな可能性について、マンガ学・美術・博物館学の視点から考察する。また、巻末コラムでは現場で展示に携わる人々より、マンガ展示の多彩な魅力を紹介する。
【 目次
】 第1章 マンガはなぜミュージアムを必要としたか 第2章 マンガと美術館 第3章 ミュージアムにマンガがやってきた!
●表 智之(おもて・ともゆき)/京都国際マンガミュージアム研究員 ●金澤 韻(かなざわ・こだま)/川崎市市民ミュージアム学芸員 ●村田麻里子(むらた・まりこ)/関西大学社会学部准教授
セクシュアリティの表象と身体 川村邦光 編 ■四六判上製・272頁 定価2,835円 発売中 ISBN
978-4-653-04019-4
近現代の大衆文化にみられる日本人の〈性〉とは? 本書では、セクシュアルでエロティックな生人形・海女写真・宝塚男役・ゴスロリ等の視覚文化を題材に、日本人が性や身体に寄せた関心と、それが近代化・西欧化に伴い、どのように変容してきたかを考察。〈性〉をキィワードに時代・メディアを横断する、画期的なポピュラーカルチャー研究。
【 目次 】 第1章 生人形とセクシュアリティの変容 −「色」の展開とその受容― 第2章 変態するナオミ ―モダンガールの身体とセクシュアリティ― 第3章 誰がために海女は濡れる ―日本海女写真史略― 第4章 〈誤認〉する男 ―宝塚歌劇『琥珀色の雨にぬれて』とホモソーシャルな三角形の中の女性― 第5章 ゴスロリはセクシュアルなまなざしとどう戦うか 第6章 海外BDSM界における<日本>イメージ ―快楽の活用とジェンダー―
●川村邦光(かわむら・くにみつ)/大阪大学大学院文学研究科教授
シネマとジェンダー ─
アメリカ映画の性と戦争─ 塚田幸光 著 ■四六判上製・270頁 定価2,730円 2010年3月下旬発売 ISBN
978-4-653-04060-6
不能のカウボーイや、過剰に体を鍛える男性。或いは戦闘的な女性や、逆に非常に〈女らしい〉女性─
アメリカ映画のなかの「性」の描きかたにはどのような意味があるのだろうか。「ジェンダー」「セクシュアリティ」という視座に立ち、第二次大戦、ヴェトナム戦争から9・11期にいたる映像表象の変遷を考察。その深層にひそむアメリカ文化の構造を明らかにする。
【 目次 】 第0章 映画の性/政治学 第1章 反転する視座 ジャンル、ジェンダー、『レベッカ』 第2章 フレーミング・ジェンダー 戦争、メロドラマ、フィルム・ノワール 第3章 カウボーイ戦域/劇場(シアター) ニューシネマ、ヴェトナム、『真夜中のカーボーイ』 第4章 両足のない「身体」 ランボー、ジョーカー、「犠牲者」、ナラティヴ 第5章 皮膚とジェンダー 『羊たちの沈黙』の性/政治学
●塚田幸光(つかだ・ゆきひろ)/関西学院大学法学部准教授・日本映画学会理事
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