ビジュアル文化シリーズ
背景:「北斎漫画」より雀踊り図

年表 日本漫画史
清水勲 著 ■四六判上製・272頁 定価2,310円 発売中 ISBN 978-4-653-04010-1

日本の漫画文化はなぜここまで隆盛したのか──鳥獣人物戯画から、近世の鳥羽絵、近代の諷刺画、現代のストーリーマンガにいたるまで、幅広く漫画作品を取り上げながら、各時代の特色と変遷を解説、日本の漫画の歴史を年表形式で振り返る。

*古代・中世から現代まで全7章で構成。
*見開きごとにその時代の1トピックを取り上げて右頁で解説、左頁に関連項目をまとめた年表と作品紹介(図版)を掲載。
*巻末に昭和20年〜平成18年までの漫画家・漫画関係者の没年を記載した「没年一覧」、500冊を超える関連書籍をまとめた「漫画関係書一覧」、および「漫画賞一覧」を付す。

【目次】
序 章 日本漫画史大観
第1章 古代・中世期
第2章 江戸期
第3章 明治期
第4章 大正期
第5章 昭和(戦前)期
第6章 昭和(戦後)期
第7章 平成期
資料編 漫画関係者没年一覧/漫画関係書一覧/漫画賞一覧

●清水勲(しみず・いさお)/帝京平成大学現代ライフ学部教授 京都国際マンガミュージアム研究顧問 漫画・諷刺画研究家、蒐集家。ビゴーをはじめ近代の漫画、漫画史に関する著作多数。

 

視覚とマンガ表現 ―科学とマンガのナベ〈鍋?〉ゲーション
牧野圭一/上島豊 共著 ■四六判上製・240頁 定価2,100円 発売中 ISBN 978-4-653-04012-5

「私にはこう見えるんだもの!」── 感覚をダイレクトに表現するマンガ家の目には、モノがどのように見えているのか? 色の見え方やパラパラマンガが動いて見える現象など、視覚にまつわる様々な不思議を通して、マンガ家と物理学者が「リアルな表現」の謎に迫る意欲作!

*「ナベゲーション」とは?
古今東西、あらゆるものが重層的に連続して積み重なって作られた「マンガ文化」を、さまざまな食材を投げこんでひとつの味を出していく「鍋物文化」にたとえ、「水先案内」を意味する「navigate」とかけた造語。

●牧野圭一(まきの・けいいち)/京都精華大学マンガ学部教授・一こまマンガ作家 『マンガをもっと読みなさい』(養老孟司氏との共著・晃洋書房・2005)
●上島 豊 (うえしま・ゆたか)/有限会社キャトルアイ・サイエンス代表取締役 大阪大学大学院工学研究科博士課程修了工学博士

【目次】
第一章 人間の目にはモノがどのように見えているのか
 1.光と色の不思議な関係
 2.人間の目には、何が見えているのか?
 3.視覚には、個人差がある!?
第二章 マンガ家の目にはモノがどのように見えているのか
 1.マンガ家はどのようにモノを見ているのか?
 2.マンガの「表現」とはどのようなものか?
 3.「マンガ表現の本質」とは?
 

メディアの中のマンガ 

メディアの中のマンガ 新聞1コママンガの世界
茨木正治 著 ■四六判上製・250頁 定価2,415円 発売中 ISBN 978-4-653-04011-8

情報が氾濫する現代において、新聞一コママンガ(=カートゥーン)が持つ意義とは? ――社会の世相を反映してきた政治漫画、特に郵政民営化で話題となった国政選挙を題材にした作品を多数取り上げ、一コマに凝縮された世界を一作品ごとに読み解いてゆく。また、中世ヨーロッパにおける風刺画から最近の日本の政治漫画にいたるまでの新聞漫画の歴史とカートゥーン研究史についても概観する。

●茨木正治(いばらぎ・まさはる)/東京情報大学総合情報学部准教授政治学博士 新聞漫画・記事の分析を、主な研究テーマとする。『「政治漫画」の政治分析』(芦書房・1997)

 

【目次】
I 章 序論
II 章 新聞漫画の歴史
III 章 カートゥーン研究の流れ
IV 章 事例研究 ─第44回衆議院選挙における政治漫画の分析─
V 章 結論と課題
 

北山清太郎 

日本初のアニメーション作家 北山清太郎
津堅信之 著 
■四六判上製・288頁 定価2,520円 発売中 ISBN 978-4-653-04020-0

大正の日本アニメ創成期を切り開いた北山清太郎。初期は〈日本洋画協会〉を結成し、岸田劉生らを支援するなど、美術界で盛んに活動するが、当時海外から輸入され始めたアニメーションに心を奪われ、手探りでアニメ制作に乗り出す。教本も何もなかった時代の、彼のアニメーション制作の試行錯誤とその功績を、本人の回想録や関係者・遺族の証言に基づいて検証。日本の「元祖・動画作家」の軌跡をたどる初の研究書。

●津堅信之(つがた・のぶゆき)/アニメーション史研究家。京都精華大学マンガ学部アニメーション学科特任講師。『アニメ作家としての手塚治虫』(NTT出版)

【目次】
序章 アニメ大国の夜明け
第1章 北山清太郎と日本洋画協会
第2章 日本初のアニメーション作家
第3章 北山映画製作所
第4章 多芸な「技術者」
第5章 北山清太郎の業績
終章 駆け抜けたパイオニア
付)アルバム・北山清太郎年譜

 

差別と向き合うマンガたち 

差別と向き合うマンガたち
吉村和真・田中聡・表智之 著 ■四六判上製・240頁 定価2,415円 発売中 ISBN 978-4-653-04013-2

メガネ男子や大食漢がヒーローになれないのは、なぜ? 歴史マンガの野蛮人が文明人へと変貌したのは、なぜ? マンガには、私たちの思想の〈型〉が反映されている。それはどのようにして生まれ、形作られ、再生産されてきたのだろうか? 「マンガを読むこと」によって刷り込まれてしまう常識や感性に、三人の論者が迫る!

●吉村和真(よしむら・かずま)/京都精華大学マンガ学部助教授
●田中聡(たなか・さとし)/立命館大学非常勤講師
●表智之(おもて・としゆき)/京都国際マンガミュージアム研究員

 

横井福次郎

戦後漫画のトップランナー 横井福次郎
―手塚治虫もひれ伏した天才漫画家の軌跡
清水勲 著 
■四六判上製・約250頁 定価2,835円 発売中 ISBN 978-4-653-04015-6

昭和21〜23年(1946-48)にかけて、「ふしぎな国のプッチャー」や「冒険ターザン」、「オオ!市民諸君」などの作品を次々と発表し、戦後まもない日本人の心を魅了した横井福次郎。手塚治虫に影響を与えるなど、漫画史上重要な足跡を残しながらも、短い活躍期間でその生涯を閉じたために、現代では顧みられることが少ない。本書では、多数の図版を交えて横井の軌跡をたどり、その魅力溢れる創造世界を探訪する。

【 目次 】
口絵 「ふしぎな国のプッチャー」「冒険ターザン」
    「ボックリ坊やの冒険」「オオ!市民諸君」(全てカラー)
はしがき
一章 プッチャーとターザン ―― 手塚に影響を与えた作品
二章 子ども漫画の開拓者 ―― その描線とストーリーの魅力
三章 大衆漫画の開拓者 ―― そのキャラクターの魅力
四章 戦前・戦中・戦後社会の記録者 ―― カートゥーン・コマ漫画・文章
五章 横井福次郎の生涯
付録 年譜・参考文献

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アニメーションとライフサイクルの心理学
横田正夫 著 ■四六判上製・278頁 定価2,730円 近日発売 ISBN 978-4-653-04022-4

アニメーションを心理学的に分析すると…? チェコの人形アニメ作家「イジー・トルンカ」、彼に師事した「川本喜八郎」、そしてテレビアニメ版「ゲゲゲの鬼太郎」を分析対象として取り上げ、『ライフサイクル』の概念を手がかりに、作り手の心の問題とアニメーション作品の相関を読み解いていく。

【 目次 】
第1章 アニメーションの心理学
第2章 イジー・トルンカのアニメーション
第3章 川本喜八郎の「犬儒戯画」と「死者の書」
第4章 「ゲゲゲの鬼太郎」のライフサイクル
第5章 終わりに

〈ライフサイクル〉とは……発達心理学者エリクソン(1902-1994)が提唱。人間の一生を8つの発達段階(乳児期・幼児期・児童期・学童期・青年期・成人期・壮年期・老年期)に分け、各段階に解決すべき課題があるとする。

●横田正夫(よこた・まさお)/日本大学文理学部心理学科教授。日本アニメーション学会会長


《ビジュアル文化シリーズ 続刊予定》

マンガのなかの〈他者〉 伊藤公雄ほか 編

■四六判上製・約250頁 予価2,500円 2008年5月発売予定 ISBN 978-4-653-04014-9

マンガには社会のさまざまな側面が映し出されている。と同時に、マンガは人々の意識やものの見方に深い影響を与えてもいる。本書は、マンガに映し出された〈他者〉イメージを分析することを通じて、「日本文化の特徴」や「歴史的な変容」を日本とヨーロッパの研究者6名共同で、比較文化論や言語論、身体論やジェンダー論の視点から考察することにより、ビジュアル文化研究に新たな視座を投げかける一冊。

マンガ60話 清水勲・内記稔夫・秋田孝宏・吉村和真共著

■四六判上製・約250頁 価格未定 2008年1月発売予定 ISBN 978-4-653-04016-3

京都新聞連載コラム『マンガ50話』(2006年3月〜2007年5月)に、新稿を加えて単行本化。今や現代人の生活に欠かせないマンガの歩みを、板本、雑誌、新聞、貸本、TV等、時代を映すメディアとのかかわりからわかりやすく紹介する。マンガ資料の保存・研究の重要性や、地方のマンガ文化にも触れられている、現代マンガのガイドブック。

 

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